【しなやかフェス2019春にむけて】しなやかフェス2018年秋でやりたいことをやりきった男の話

みなさん、こんばんは。

三重県四日市市は上海老町という町で茄子と小松菜をビニールハウスで栽培している野菜農家のナスケンです。

こんな険しい顔をしていますが実物は気が小さく優しいヒゲを生やした32歳の男の子です。

32年間で最高で最大の挑戦

小さい頃は書道と野球を習っていてました。

そろばんもやってたけど授業開始より早く着きすぎた夏の日に下駄箱前のスノコでうたた寝して授業をすっぽかしてから行きにくくなって辞めました。

そんな(どんな)小学生だった僕も気が付けば農業を生業としていて妻と3人の子宝に恵まれて苦しくも楽しくもある日々を過ごしています。

妻と結婚したのは僕が23歳で妻が21歳の時。

翌年には子供も生まれてそこからは子供中心の生活。

どこへ行こうにもまず子供が最優先。

そんな生活が当たり前のようになって約10年。

農業を5年前から初めて休みの日が世間とは関係なくなりますます「家族」を意識する機会は減っていっていました。

「それが当たり前」

そう言ってしまえばそうなんだと思います。

けど心のどこかで、

「今まで好き勝手してきた僕の人生についてきてくれてありがとう」

という想いを何かの形で表現したいと思っていました。

ピアノチャレンジ

僕と同じ四日市市は上海老町できゅうり農家として2017年に新規就農したしなやんという百姓が始めた「しなやかフェス」というものがあります。

普段から野菜の栽培やお互いの想いである、

しなやん「生産者と消費者の壁を壊す」

ナスケン「野菜を身近に」

という想い。

言い方は違うけど想いはどこか似たものを感じていました。

いつもみたく何気ない会話の中で僕が「家族に感謝の気持ちを伝えたいんだよなー」と話をする。

しなやんは「何かやってみたら?」と言う。

僕は前々からしなやんに「ピアノ弾けたらかっこいいよなー」と言っていたんです。

しなやんの目がギラつきました。

通称「ギラやん」。

ギラやんに目を付けられた者は必ずそのことをやり遂げなければいけないという…

言うてもピアノは触ったことある程度。

そんな素人の中でも「ド」がつく素人の自分が「しなやかフェス」というたくさんの方が来てくれる中でそんなこと出来るんかよ!って。

ただ、不思議とですね、その時にしなやんに向かって、

「俺、やるよ!」

って言っちゃうんですよ、僕(笑)

そんなこんなで「家族への感謝の想い」を「ピアノチャレンジ」という形で表現することとなりました。

→しなやんのTwitterはこちらから

わりと順調からの

弾く曲は妻や子供が大好きだったMr.Childrenの「HANABI」です。

3000円くらいの持ち運び出来るピアノを買って仕事の合間にビニールハウスの中で鍵盤にマジックて音階を書いてひたすら練習。

わりと順調で。

そこそこ弾けるようになってました。

ただそんな中で「しなやかフェス実行委員会のわいざん氏」より、

「ピアノチャレンジは両手で行う」という指令がありました。

「はへ?」

ってことで持ち合わせの道具を使って再度両手でのチャレンジを始めます。

→わいざんのTwitterはこちらから

今だからこそ言えるんですが片手でチャレンジしていたらもうその時点でゴールが見えてたんですね。

家族に向けて「挑戦している姿」を見せる事が、僕なりの家族への感謝の伝え方だと思っていたので「両手で」と指令が来た時はある意味有り難かったです。

ただ「今だからこそ」言える事です(笑)

思っている以上に両手で弾けなくてめちゃくちゃ焦ってた記憶しかありません。

本番を迎えて

この写真は最後の集合写真。

この写真だけ見れば「楽しかったなぁー」ですが…

ステージ裏の写真。

参加者の方が撮っててくれました。

12時くらいまでは食材を提供していて、それが一区切りついたところでステージ裏へ回ってひらすら練習。

この時点でお世辞にも(いや間違いなく)完成度は低い低い低い。

最後の最後まで弾ききることは出来ずに本番を迎えたのです。

いざ本番

笑っているように見えるけど、汗だくです。

出来ることなら逃げ出したい。その気持ち“しか”ありませんでした。

このピアノチャレンジを全面的にサポートしてくれた「こなちゃん」からのアドバイスで、

「ゆっくり弾きすぎると聞いているお客さんが緊張しすぎちゃうから一定のテンポで」

と言ってくれていたにも関わらず、

「やべー!やたら遅いスピードで弾き始めちゃったー」と内心。

口の中の水分が鍵盤を1つ押すごとに確実に無くなっていくのが分かりました。

静まり返る会場…

「いや、案外うるさいぞ」

「多分この声は僕のピアノチャレンジに興味ない人の騒ぎ声だな」

「おい、みんなー。そんな目で見ないでー」

→こなちゃんのTwitterはこちらから

やりきった

「やりきった」です。いや「やりきらせてくれた」ですね。

正直、クオリティはかなり低かったと思います(自己分析)。

けどチャレンジすると決めてから毎日Twitterで「#ナスケンピアノチャレンジ」とハッシュタグを付けて発信していました。

日に日に上手く弾けるようになる自分を感じていたし、それは発信の先のみなさんも感じてくれていました。

途中何度も弾き間違えたけど、「弾くのを辞める=諦めた」となるから絶対に演奏を止めたくありませんでした。

そして最後の音が近づくたびに1つ1つの音を噛み締めながら弾いている自分がいました。

最後に

全く弾けやしなかったピアノにチャレンジして感じたこと。

「僕の想いに共感してくれて声をかけてくれた方、みなさんの成功です」

ということ。

当日は参加できなかった家族にピアノにチャレンジする動画を見せたのは今年に入ってからでした。

でもしなやかフェス2018秋が終えて自宅に帰ってきた僕を妻や子供は、

「パパ、今日どうだった?」

と笑顔で、ニヤニヤしながら聞いてくれました。

おそらくその言葉をかけてくれた時点で既に僕の想いは伝わっていたんだな、って感じました。

チャレンジする!そう明言して色々取り組んできました。

そんな姿をみなさんは見守ってくれて、SNS上でも会場でも声をかけてくれました。

そんなしなやかフェスは今回四日市を飛び出して高知で開催します。

全国の農家さんを、消費者を繋いでいくフェスです。

そして開催費用をクラウドファンディングで募っています。

→「生産者と消費者の壁を壊す農業フェスを高知で無料開催したい!」クラウドファンディングページはこちらから

お金だけが全てじゃありません。

「こういう想いを持って取り組んでいる人がいる」

そんな事を知って欲しいのです。

自分の感じたことばかり書いてしまいましたが、このブログでもっとも伝えたいこと、ピアノチャレンジを通して感じたことを最後に簡潔明瞭に書いて最後を締めくくります。

「しなやかフェスは一人一人の挑戦を応援している」

飛び込むなら“今”です。そんなあなたを全力で受け止めます!

お読みくださりありがとうございました。

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